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三回忌

本日は爺様の三回忌法要。
もうあれから2年経ったのか・・・という心境です。
こういう法事関連では両親はいろいろと親戚の対応やら何やらの方に回るので、法事中の婆様の世話は基本的に私。
弟も来てるんだから、手伝えばいいのに・・・と思う気持ちも無きにしも非ず。
「ウチのヘルパーに任せてあるから・・・」と冗談めかして言ってくるのが癪でもあります。

私がこうやって婆様の世話をしているのを見て、親戚の方々は口を揃えて言ってくるのが以下の言葉。

「介護福祉士とかヘルパーになればよかったのに」

正直、この言葉を聞くと「ふざけるな!」という気持ちが強いんです。
この介護が必要な生活が始まって約6年ほど。
その間にどれだけ神経すり減って、ストレスが溜めたことか。
特に2年前なんかは本当に傍から見てもわかるくらいに危ない精神状態、追い込まれる状況にまで陥ったというのに。
そのストレスが原因で身体に変調もきたして・・・
実の家族ですらこうなのに、どうして他の要介護者の面倒を見るような仕事に就けようか。
仮に就いたとしても、それこそ事件起こしたり精神を病むかのどちらかだったでしょう。

公共広告機構のCMで「介護士が希望を失う、その前に」というものが流されていたことはおそらくほとんどの方がご存知でしょうが、あのCMを見るといつも複雑な気持ちになっていました。
それでもなお決して良いとは言えない労働条件の中、介護を仕事として活躍されている方を私は尊敬すると同時に深く感謝。
介護の手がそれこそ必要とされている今の世の中でこんなことを書くのはかなり不謹慎であるのは重々承知なのですが・・・


話がちょっと逸れましたね。
とにかく法事関連はとにかく親戚に会うのがちょっと憂鬱。
社交辞令と化しているこの挨拶を聞くのがかなりイヤ。
だから最近は「身体壊して、追い込まれてまでその仕事に就きたいとは思えない」とか「こういうのは家族だけで充分」とか、苦笑しながら自分の言いたいことはハッキリ言うようにしています。
by sonokichi | 2008-06-01 20:09 | 日記

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by そのきち