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「ウルトラマンメビウス」を振り返る その1「客演編」

木佐貫が2勝目。
気に入っている選手なだけに彼の復活は嬉しい限りです。

さてさて、放送が終了してかれこれ2週間以上経ちました「ウルトラマンメビウス」。
地域によってはこれから面白くなっていくところでしょうけれども・・・
ちょっとこの作品についていろいろと振り返ってみようかと思います。
今回は何と言っても本作品のウリ、M78星雲のウルトラマンの登場、それらのエピソードについて徒然と書いてみようかと。





ウルトラマン:第47話「メフィラスの遊戯」
因縁(?)の対決・初代マンVSメフィラス星人。
話の主眼そのものはGUYSとメビウスの絆にありましたが、個人的にはやはり初の本人客演(「ティガ」で本人かどうか怪しい初代マンが出てましたから)。
ベーターカプセルを手にし、懐かしの変身バンクと共に現れたあの初代マンの姿!
テッペイでなくとも「ウルトラマンだぁ・・・!」と叫びたくなるものです。
何度も書いたと思いますが、メフィラスの光線を胸で受け止めるその姿に感動しました。

ウルトラセブン:第46話「不死身のグローザム」
ミクシィのウルトラマンメビウスコミュで何度もネタになっているダン。
あの馬は神戸から乗ってやってきたのか!?とツッコミが入りますが・・・はてさてどうなんでしょう?
一般道を大爆走・・・
大好きなジープはどうやら郷秀樹に乗り逃げされたようですしね(笑)

さてエピソード。
これもセブン中心というよりはGUYSの女性陣中心の作戦「プライドオブガールズ」が主でした。
その中でも、かつて勇気の出るおまじない、ミクラス、などセブンと何かと関わりのあるコノミが主役とも言うべき大活躍。
実はGUYSが怪獣にトドメを刺したのってこれが初めて?

セブンはかつて自分も陥った窮地(ガッツ星人に磔にされた)の経験からコノミにアドバイスを送り、自らもメビウス救出作戦を支援する活躍。
ただ・・・アイスラッガーも、エメリウム光線もグローザムの前には歯が立たなかったのは残念です。
不死身だから仕方ないのですが。

帰ってきたウルトラマン:第45話「デスレムのたくらみ」
このエピソードについては以前も書きました。
「前後編で見たかった・・・」
30分の枠に収めるにはあまりにも重いテーマだったとしか言いようがありません。
その中でも「ウルトラマンが・・・帰ってきたぁ・・・!」というきくちさんの台詞、「人間の強さも、弱さも、美しさも醜さも・・・」という郷秀樹の台詞など、抑えるべきところはしっかり押さえられていました。

一般民衆には「ウルトラマン」、デスレムには「ウルトラマンジャック」と、呼称に関してもしっかり使い分けられているのもミソですね。
おそらく、メビウス世界では「ウルトラマンジャック」は「新ウルトラマン」といったようにアーカイブに登録されているのでしょう。

ウルトラマンA:第44話「エースの願い」
何よりも一番泣いた。
この作品はとにかく泣いた。
北斗の変身から最後まで涙で画面が見れなかったくらいです。
「A」の作品そのものは実のところ2話程度しか子供の頃に見ていなかったのですが、最終回の「エースの願い」が心に残っていたため、個人的に印象に残っているウルトラマンと言えるでしょう。
その彼の口から同じ言葉が「変わらぬ願い」として再び語られる・・・
このエピソードほど「ウルトラファンやっててよかった・・・!」と思ったものはありません。

ウルトラマンタロウ:第29話「別れの日」、第30話「約束の炎」
東光太郎の登場がなかったのは非常に残念ですが・・・
それでもタロウの初客演、そして後編のバーニングブレイブ誕生、初の物語半ばでの正体バレ・・・などなど、挙げれば枚挙に暇がないほどの話題に富んだ前後編だったでしょう。
1回こっきりしか使われなかった技は数あれど、その中の1つに過ぎないウルトラダイナマイトがCGフル活用で平成の時代に復活したのは驚き。
しかも弟子のメビウスまでもがその後のエピソードで真似どころか多用してましたし。

タロウの戦闘には主題歌がやっぱりかかってないとなぁ・・・とも見てて思いました。
まさかYou Tubeで合成してるやつがあるとは思いも寄りませんでしたが^^;

ウルトラマンレオ:第34話「故郷のない男」
「エースの願い」が一番泣いたエピソードならば、「故郷のない男」は一番熱くなったエピソードでした。
「レオ」のDVDがこの直前に発売され、予習もバッチリ。
そのため、レオの背景がより深く楽しめました。
地球を故郷とするレオの言葉(最終回の「やっとこの地球が僕の故郷になったんです」に対応しますね)。
その言葉に何よりの重みがあります。

「その顔は何だ・・・?その眼は!その涙は何だ!?」
ちょうど前日にダン隊長の同じ台詞を見て(もちろん意図的に)いたのでニヤリ。
最終的には手を貸してしまったレオですが、セブンとの対比も出来ていてよかったのかな?

最後のダブルキックで爆発するリフレクト星人を背景にそびえ立つ二人のウルトラマンは物凄くカッコよかったです。
余談ですが、メビウスとタイミングを合わせてレオキックを放つ時の「ハイヤァァァァァァッ!」の声を聞いてから「レオ」DVDを見ると、思わず「おおっ!」と言ってしまいそうになります。
まさに当時のレオの声そのもの!

ウルトラマン80:第41話「思い出の先生」
ファンの間では「メビウス」エピソード最高傑作の名も高いこのエピソード。
確かに。
「80」という作品の中で途中で切り捨てられ、忘れ去られたかのようになっていた「先生編」の決着どころか「ウルトラマン80」の「真の最終回」と言ってしまっても差し支えのない出来だったと思います。
矢的猛を演じる長谷川さん自身も「先生編」の途中消滅は残念に思っていたようですので、円谷プロにとっても、長谷川さんご自身にとっても、そしてファンにとっても、「ウルトラマン先生」の決着は嬉しいものだったのではないでしょうか。

残念ながら個人的に「80」はほとんど未見の状態なもので、思い入れはさほどないと言ってしまえばそれまでなのですが、それでも素直に感動できました。
You Tubeで何気に1話だったり妄想ウルトラセブン編だったり、ユリアン初変身編だったりは見て予習はしていたのですけれども。

「80」が早いところDVD化して欲しいなぁ、と思います。
いや、その前に「ザ☆ウルトラマン」か?

ウルトラの父:第37話「父の背中」
Aのオマージュか、金ピカの像にされてしまったメビウスを救うためはるばる長旅をしてきた大隊長。
今回は長旅の疲れなど感じさせぬ戦いぶりでした。
メビウスが苦戦したジャシュラインを寄せ付けぬ圧倒的強さ!
まぁ最終的にはメビウスに戦いを任せてしまいましたが・・・
「A」のヒッポリト星人編でもこのような形にすれば、いちいち「長旅の疲れ」のせいにせずとも父の威厳を保ったまま終われたのではないか?とも思ってしまいましたが・・・
それだと「ウルトラマン物語」のストーリーが(苦笑)

ウルトラの母:第11話「母の奇跡」
力尽きたツルギに奇跡を起こすという役割で登場したウルトラの母。
このエピソードはウルトラマンヒカリ誕生編と言ったほうがいいのですが、まぁ、過去のウルトラ一族の登場ということで触れないわけにはいきませんしね。

かつての母の奇跡といえば。
やはり「タロウ」に集約されるわけで。
タロウの誕生、バードンに敗れたタロウの復活・・・などなど。
映像化はされていませんが、ゾフィーの復活もこの母の奇跡が絡んでいるのは間違いないでしょう。

「メビウス」の物語には大して絡んでこないウルトラの母ですが、ウルトラマンヒカリの誕生でその存在感をアピールしています。
DVDでもう一度観てみますか。


え~と、取りこぼしはないかな?
あ、アストラ!
・・・ってアストラは・・・!
最終回でレオとウルトラダブルフラッシャーを発射している以外に見せ場はあったでしょうか(爆)
ユリアンに至っては後期OPの全員集合にも加われなかった上に出番も第1話のみ。
この二人を絡ませようとすると・・・いろいろと難しいんでしょうね。

「ウルトラマンメビウス」は本当に客演ウルトラマンの魅せ方が上手いと思います。
何度も書いてきたことですが。
かつての「A」、「タロウ」、「レオ」で見られたような客演は、あまりにもかつてのヒーローが敗れ去ったり、罠に落ちたりする場面ばかりが印象に残ってしまってました。
ところが・・・!
この「メビウス」ではかつてのウルトラマンに魅せ場を与えるだけでなく、メビウス自身の活躍も薄れることなく描ききっています。
まさしくスタッフが「ウルトラマンへの愛」を持ってこの40周年記念に相応しい番組を制作した結果、なのではないでしょうか。

今回は「客演編」ということですが、今後時間が空いて、かつネタに困った時にはその2「お気に入りエピソード編」ということでいくつかピックアップして書こうかなと思います。
それでは~
by sonokichi | 2007-04-19 21:57 | 特撮ヒーロー

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