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可愛い部無酢田亜

・・・今日ほどベムスターが可愛いと思えた日はないのでは?と思ってしまいました。
阿呆なsonokichiでございます。

そういうわけでして、早速メビウスレビューと参りましょう。




ウルトラマンメビウス
第18話「ウルトラマンの重圧」

無人宇宙ステーション04が消息を絶ったという報告、そして最後の映像が送られてきます。
「これは・・・ベムスター!」
テッペイが驚いて叫びます。
彼によると、ベムスターはかつてウルトラマンも苦戦した相手で、最初の戦いでは一人では勝てなかった、ということです。
その言葉に「一人では勝てない・・・」と心の中で呟くミライ。

ミライは一人、丘の上で悩みます。
ヒカリが去ってしまった今、地球にいるウルトラマンはメビウス一人。
その事実が彼の心に重圧として重くのしかかります。

そんな折、オオシマ彗星の別のヤツ(?)が地球に接近中との報告。
リュウとジョージが破壊に向かいますが、その二人の乗るガンフェニックスをメビウスが追い抜き、メビュームシュートで彗星を破壊します。

ミライは意気揚々と作戦室に戻りますが、そこは重い雰囲気。
どうやらGUYSを差し置いてメビウスが彗星を破壊したことが問題となっている模様。
マリナに言わせれば「シラけちゃった」。
リュウにいたっては「まるで俺達のことを無視しやがった。俺達GUYSをコケにしやがった」。
衝撃を受けるミライにさらに追い討ちでリュウが一言。

メビウスだって所詮宇宙人だ!俺達人間の気持ちなんて理解しちゃいねぇんだ!あんなヤツ、仲間じゃねぇ!

その場はマリナとジョージによってなだめられ、収まったものの、食堂へ行こうとするリュウたちに追いついたミライが「取り消してください!メビウスはいつも命をかけてGUYSと戦ってきたじゃないですか!それを仲間じゃないなんて!」と叫びます。
しかしリュウは取り付く島もなく、「コケにされた」、「許せねぇ」の一点張り。
その場に取り残されたミライに声をかける者は誰もいません。

作戦室に戻っても、リュウの言葉が重くのしかかるミライ。
そんなミライの気持ちを見透かしてか、サコミズが優しく声をかけます。

信頼というものはね、築き上げていくことは難しいけど、それが崩れてしまうことは怖いくらい簡単なことなんだ

そして、ミライと作戦室にいたコノミにある仕事をお願いします。

その晩、うなされるミライ。
夢の中でメビウスとしてベムスターと戦っているのですが、リュウの言葉が何度もリフレインして、苦戦してしまいます。
そして、ベムスターの爪が振り下ろされる段階になってミライは絶叫と共に飛び起きます。

翌日、ミライとコノミに与えられた仕事とはかつてコノミが働いていた保育園への訪問でした。
そこでミライは一人だけ「むすんでひらいて」を出来ない子供との交流の中で、子供はふとしたことでもプレッシャーを感じてしまう、とコノミに諭されることとなります。
コノミは他の隊員達とは違った見方をしており、
「さっきの子と同じように、メビウスも何かプレッシャーを感じているんじゃないかな」
とミライに語ります。

そして第1話でGUYS入隊前のみんなで助けたウサギを見て、ミライは決して地球を守っているのは自分=ウルトラマンメビウスだけではないということに改めて気づきます。

自分だけではない。
CREW GUYSのみんながいる・・・

まるで憑き物が落ちたかのような笑顔をミライは取り戻します。

そんなころ、忘れ去られていたベムスターが地球に飛来することが判明。
エネルギーを吸収するベムスターの腹を接着剤のようなもので固めてしまおう!という作戦に決定します。

ベムスターはコンビナートに降り立ち、破壊の限りを尽くします。
GUYSはガンフェニックスを分離させて(いつもどおりか)戦うも、マリナの乗ったガンローダーがベムスターにキャッチされてしまいます。
そのままベムスターの腹に吸い込まれそうになるガンローダー。
ベムスターの腹が口を開けるのを目の当たりにし、脱出も忘れてパニックになるマリナ。

ミライは小高い丘にてそれを目撃。
マリナを助け、GUYSと共に戦うべく、メビウスに変身します。
間一髪でメビウスがガンローダーをベムスターから奪うことに成功、メビウスとベムスターのバトルが始まります。

しかし、必殺のメビュームシュートもベムスターの腹に吸収、繰り出したパンチもベムスターの腹に飲み込まれ、絶体絶命のピンチ!
光線を某隊長のように跳ね返されなくてよかったよかった。
それの危機を救ったのは背後から攻撃したGUYSでした。
メビウスが離れた隙にフォーメーション・ヤマトでベムスターの腹を接着させることに成功するGUYS。
ところが、その作戦もベムスターには通用しません。

メビウスは左手にヒカリから受け継いだナイトブレスを装着、いよいよメビウスエクリプスモードブレイブへとバージョンアップします。
そしてナイトブレードを一閃!
∞の形に切り裂かれたベムスターは爆発四散、勝利を収めました。

草原の上で勝利後の一時を過ごすミライを除いたGUYSメンバー。
「メビウスは進化してるってのに、俺達はさぁ・・・」と愚痴るリュウ。
しかし、それを現れたミライが否定します。
「それは違います。今日はみんながいなければメビウスは負けていました」

おそらくどこかでバトルを見ていたコノミが言います。
「そうですよぉ!それに、皆さんとメビウス、息ピッタリでしたよ!」
息が合ってるの当たり前でしょう~?だって俺達とメビウス、大親友じゃん。な?
と調子のいいことを言うリュウ。
「でも仲間じゃないって・・・」
と、困惑するミライ。
「は?俺がそんなことを言うわけないでしょう?メビウスも含めて俺達CREW GUYSじゃん!」
とリュウの言葉にミライも笑顔になるのでした。


今回の突っ込みどころ
・ウルトラマンは一人では勝てなかった。
テッペイの説明時にん?と思ったこと。
なんでアンタが新マンのウルトラブレスレットがセブン(というか他の誰か)から託されたものだと知ってるの?と思ったんですよ。
ところが・・・
DVDで確認したところ、「ウルトラマンタロウ」29話のやっぱりベムスター話にて、なんとZATの所持するアーカイブ(おそらくドキュメントMATの映像だと思われる)にセブンから新マンの手にブレスレットを渡すシーンがあるじゃないですか!
どこで撮った!この映像!
太陽近くの宇宙ステーションがたまたまこの場面を録画したとでも?
そこからZATはヒントを得て、同じ威力のギロチン(?)を作り出すのですが・・・
まぁそれは置いといて、すなわち、現代のGUYSの所持するアーカイブにもやはりその映像があっても不思議ではない、と。
テッペイが知っていた、ということも十分不思議なことではない、と。

・リュウの「仲間じゃねぇ!」発言
これ、他のメビウスや特撮を扱ってる掲示板でも結構物議をかもしてたんですが・・・
難しいところです。
リュウがメビウスを「仲間」だと認識していたからこそ出た言葉であることには違いがないのですが・・・
ここで問題なのはラストのリュウの態度。
手のひらを返したかのように「俺達親友じゃん」とか「そんなこと言ったっけ?」と、まるで何事もなかったかのように暴言をスルーしてしまいます。
ミライが「え?」なんて困惑してますが、まぁそれはそうでしょう。
ミライ=メビウスだということを知っているのはミライ自身しかいないので、リュウの発言そのものはその場の勢いで出てしまったモノだと思われます。
しかし、ミライ自身はこの言葉に深く傷ついたわけで、結局その辺の解決は何もなされていません。
確かに、今回メビウスは自分にかかる重圧のためにGUYSの存在をないがしろにする行為をしてしまいました。
リュウやマリナたちの反応は当然だと思います。
ですが、今回の言葉の暴力はどうかと。
ミライが天然だったせいか、あまりその辺を気にしなかったようですが、人によってはこのままリュウやGUYSへの不信感へとつながる恐れもあります。

元々リュウは言動がコロコロ変わることで前々から気になってはいました。
今回の場合、少なくとも彼にメビウスに対する謝罪の言葉があっても良かったんじゃないかと私的には思います。
それが直接メビウスに対するものであっても、ポツリと漏らすようなものであっても。
ところが今回のラストではあまりにも前半とは矛盾した態度な上、謝罪なし。
ちょっと残念だな、と思いました。
どうにも、ウルトラマン側の描写だけでGUYSサイドの描写が不充分というか。
リュウは非常に魅力的なキャラだけにもったいないなぁ、と。

言葉の暴力というものは本当に恐ろしいです。
私自身、言葉で人を傷つけたり、不愉快にさせてしまったことは幾度となく経験してきました。
直接的な暴力によって傷ついた体はやがて治りますが、言葉の暴力によって傷ついた心というものはなかなか治りません。
それどころか、心だけじゃなく、様々なものまでも壊してしまう危険性があると思います。
人間関係、雰囲気、その他諸々・・・

まぁ、最近でも私自身が傷つけてしまったこと、または私達が言葉によって傷つけられた、なんてことがあったもので、ちょっと敏感になりすぎてしまってる部分があるかもしれませんね。

・サコミズ隊長
今回の言葉は至言ですな。
本当にズシッと見ている私にものしかかってきた言葉です。
・・・あれ?なんでリュウの言葉でミライが思いっきり傷ついてることを知ってるのかな~?
やっぱりゾ・・・グアッ(´Д`(○===
「ベムスターは強敵だ!くれぐれも気をつけろ!」
やっぱり自身がSTORY0でベムスター(?)と戦ってるだけあttぐぉっ(´Д`(○===

・べむすたぁ!
前回の予告だけ見てたら造形はどうかな・・・?
なんて思ってましたけど、なかなかどうしてどうして。
まさかスーツのまま飛行形態になれるとわ!

顔は何となくペンギン顔なので、元々の愛嬌はあるのですが・・・
(タロウのベムスター?アレは可愛くないやい!)
仕草が愛らしいこと愛らしいこと!

メビウスにエサ(ガンローダー)を奪われた時の「アレ?」な仕草!
メビウスの右手を腹で飲み込んだ時の笑ったような仕草!
腹を接着剤で固められた時の、腹をコンコン、と叩く仕草!

むぅぅぅ!いいぞベムスター!可愛いぞ!

・接着剤!
トリモチ作戦をZAT以来実行する防衛隊がいたとは!

・メビウススプリームブレイブ!
「マックス」最終回のような・・・

「エネルギーが安定している!」
「いけるわ!コ○モ!」
「いくぞ!イデ○ンソォォォォォォォォォォド!」

次は星でも真っ二つにしますか?

・・・「伝説巨神イ○オン」見てないとわからんネタですな。

それはさておき、バージョンアップはいいのですが、一つ気になること。
ブレイブばかりとどめを刺しすぎて無印メビウスが弱く見えてしまう危険性。
フィニッシュで無限大ナイトブレードばかりやってしまうと、メビュームシュートが・・・
前作の「マックス」でもマックスギャラクシーが出てきてからというものの、マクシウムカノンがほとんど必要ない状態になりましたし。
「コスモス」でもエクリプスモードが出た後、コロナモードはエクリプスへ変身する過程の一つに成り下がっちゃいましたし(つまるところ、いらない子扱い)。
スタッフがうまいサジ加減でやってくれることを期待します。

次回「孤高のスタンドプレーヤー」
「必殺のシュート」以来のジョージお当番話。
さてさて、どうなるやら。
by sonokichi | 2006-08-07 23:59 | 特撮ヒーロー

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